東京大学横山研究室

東京大学横山研究室

水サンプル精製【準備】水銀非含有試料(解説&PDFあり)

【注意事項】これから実験を始める方の予習として、又は、既に実験を始めている方の復習としてご利用下さい。この動画や解説をみながら実験をするものではありません。実験は危険がいっぱいです。必ず実験に精通している方に教えてもらいながら安全に実験を行いましょう。

English manual

【必要物品】

      • 250mLサンプル瓶(空)
      • 漏斗(サンプルをサンプル瓶へ移すためのもの)
      • グリス(APIEZON-L)
      • バブリング装置
      • バルブ×2(黄色)
      • O-リング(黄色いバルブ用)
      • フラスコ型リン酸容器
      • リン酸(生化学用)
      • スポイト(リン酸を入れるためのもの)
      • O-リング(フラスコ型リン酸容器用)
      • 白い抑え(フラスコ型リン酸容器用)
      • 白い蓋(フラスコ型リン酸容器用)
      • サンプル

    • アルゴンガス
    • グローブボックス

1. バブリング装置を組み立てる

①フラスコ型リン酸容器を取り付ける部分にO-リングを取り付け、O-リングを圧着させる抑えの向きを確認してから装着し、軽く閉めておく。

②フラスコ型リン酸容器を取り付ける。

③O-リングにグリスを塗り、バブリング装置へ取り付ける。

④バブリング装置の擦り合わせ部分にグリスを塗り、サンプル瓶に取り付ける。

⑤バブリング装置の完成。

2. バブリング装置内を真空引き

① ポンプにバブリング装置を繋ぎ、ポンプの電源ON。

②黄色いバルブを開きバブリング装置内の真空引きをする。

③ポンプの音が小さくなった事を確認し、黄色いバルブを閉める。

④ポンプのスイッチをOFF。

⑤チューブを取り外す。

3. グローブボックス内をアルゴンガスに置換する

①グローブボックス内に必要なものをすべて入れる。

(サンプル、真空引きしたバブリング装置、リン酸、スポイト、漏斗、サンプル用スタンド、グリス)

②グローブボックスの口を閉じてアルゴンガスに繋がるチューブを装着する

③アルゴンガスをグローブボックスいっぱいに満たす

④アルゴンガスを止める

⑤グローブボックスの口を少し開け、グローブボックス内のアルゴンガスを追い出す。

⑥再びグローブボックスの口を閉じ、グローブボックス内をアルゴンガスで満たす。

*これを繰り返すことでグローブボックス内の大気をアルゴンガスに置換する

4. サンプルとリン酸をバブリング装置にセットする

①バブリング装置の黄色いバルブを開ける。

②フラスコ型リン酸容器を取り外す。

③バブリング装置からサンプル瓶部分を外す。

④リン酸をフラスコ型リン酸容器に入れる。

⑤サンプル瓶をスタンドに立て、漏斗を取り付ける。

⑥サンプルを8分目まで注ぐ。

⑦バブリング装置を装着する。

⑧フラスコ型リン酸容器を慎重に取り付ける。

⑨グローブボックスを開け、バブリング装置を取り出す。精製準備完了!

水サンプル精製_準備PDF

               

Yokoyama Lab,
Atmosphere and Ocean Research Institute,
The University of Tokyo

5-1-5,Kashiwanoha,Kashiwa-shi,Chiba 277-8564 Japan

               

Phone: +81-80-7130-1438

   
Copyright © 2024 Yusuke Yokoyama Lab. All Rights Reserved.
トップへ戻るボタン