東京大学横山研究室

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C3・ANU・NIST精製【準備】(解説&PDFあり)

【注意事項】これから実験を始める方の予習として、又は、既に実験を始めている方の復習としてご利用下さい。この動画や解説をみながら実験をするものではありません。実験は危険がいっぱいです。必ず実験に精通している方に教えてもらいながら安全に実験を行いましょう。

【必要物品】

      • エアダスター
      • BEMCOT
      • アルミフォイル
      • ウルトラ・トール(ライン用)
      • ウルトラ・トール(ブレーカー用)
      • ブレーカー
      • ブレーカー用バルブ
      • ヤスリ
      • サニメント
      • グリース(APIEZON-L)
      • グラファイトカード(STD用)

    1. ブレーカーを組み立てる

    ①グリース(APIEZON-L)をブレーカー用バルブのOリングに薄く塗り、ブレーカーに取り付ける。

    二つのOリングが密着しているか、蛇行していないか、グリースが足りない部分がないか確認すること

    ②ウルトラ・トールをブレーカーに取り付ける。

    2.ヤスリで石英管に切り込みを入れる

    ①STD用のグラファイトカードにGraphitization Code(精製日+ポートNo.)Sample Name(STD名+秤量日)を記入する。

    ②石英管をひっくり返して、STDの入っているφ6×50㎜石英管を封じ切った側に移動させる

    ③石英管を割る位置(くびれ)を確認する。

    ④ブレーカーの上から石英管を合わせ、くびれ位置にマジックで印をつける。

    実際にブレーカー内に石英管を挿入し奥まで入れ、そこから1㎜ほど戻した位置を確認する。

    ⑤ヤスリで切り込みを入れる。エタノールを染み込ませたBEMCOTでマジックと削りカスをよくふき取る。

    削りかすが残っていると精製時のリークの原因となるので気を付けること!

    ⑥石英管をブレーカーに取り付ける。

    3.ラインに取り付けて真空引き

    ①ラインに取り付ける。

    ウルトラトルがしっかり締まっていることを確認して『VA1』を開き、5.0×10-3‭以下となるまで真空引きを行う。

    C3,ANU,NIST精製【準備】PDF

               

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