グループB Diary Day2 (9/3)
2日目です!
今日は講義を6つ受けました。テーマはそれぞれ、「経済学の視点から見る自然」、「eDNAを用いたサンゴ礁の生態調査」、「人間とAIの境界」、「人新世は始まったか?」、「海と希望の学校in奄美」、「プレートテクトニクスと地震」でした。「経済学の視点から見る自然」では、自然は場合によっては金銭的価値で測ることができるが、様々なバイアスのせいで自然の価値を測ることは難しいということを学びました。「eDNAを用いたサンゴ礁の生態調査」では、直接サンゴ礁のDNAを測定するよりも海水に含まれる物質のDNAを分析する方が多くのことが分かると知って驚きました。「人間とAIの境界」では、ChatGPTが人間の脳の拡張となりうるかを考えました。どの学説に従うかで結論は変わるのですが、佐藤先生はAIは人間の体の一部となりうると結論づけました。「人新世は始まったか?」では、人間の生活の痕跡が地層に残り始める「人新世」が既に始まっているか、また、人間はどのような影響を地球環境に及ぼしてきたかについて横山先生が講義をしてくださいました。結論としては人新世はまだ始まっていないそうなのですが、CO2の排出量や14Cの量を見ると人間の影響が顕著に現れていました。「海と希望の学校in奄美」は日本の亜熱帯化を見据えて亜熱帯の奄美の地形や生態環境を調査するとともに、地元の高校での教育活動を行っている機関です。講義の終わりには科学のアウトリーチ活動の経験や有効性について議論する時間が設けられ、最後に各グループが平林先生に向けて発表しました。「プレートテクトニクスと地震」では、地震とはどういうものでどこで発生しているかについて触れた後、東日本大震災や阪神淡路大震災の写真を見て被害が甚大であることを痛感させられました。また、オーストラリアでも地震が起きており、大きなものだとM6.6まで達することを知り驚きました。以上が講義の内容です。
また、今日は昼食に寿司や海鮮丼をいただきました。外国の方は生魚を食べることに抵抗があるのではないかと思っていたのですが、皆美味しそうに食べていて意外でした。夕食は何人かで銀だこに行ってたこ焼きや焼きそばを食べました。たこ焼きにかかっているソースの説明が難しかったです……夕食後はスーパーマーケットで明日の朝食を買いました。Maxwell君が4Lのウイスキーを抱えてめちゃくちゃ楽しそうにしていたのが印象的でしたね。
今日までは全て講義だったのですが、いよいよ明日からは東北に移動し博物館や津波の痕跡などを見に行きます。東日本大震災の被災地に実際に行くのは初めてなのですが、震災から13年が経った今どこまで復興しているのかもしっかり確認しようと思います。
森さんも触れていた英語力については私もついていけない部分が多く、グループメンバーとコミュニケーションを取ることが難しいと感じることが多々あります。彼らの言っていることを聞き取れないばかりか、私の発音が誤っているせいで伝えたいことがなかなか伝わらず苦戦しています。しかし、グループメンバーはとても親切で何とか聞き取ろうとしてくれたり、簡単な英語にして説明してくれたりしてとてもありがたいです。また、英語だけでうまく伝えられないときはその場で関連する画像を検索して見せるようにすることで何とかコミュニケーションを取っています。最終日までにはある程度会話が可能になることを目指して頑張っていきたいです。