Group C reflection day 2
最初の講演では、世界的な自然災害の”risk matrix”を見せていただきましたが、一部の国では”risk matrix”を公表していないことがわかり、興味深かったです。また、今回の講演では地磁気嵐についても触れられていました。世界的にコンピューターが広がった社会になった今、この災害が一旦発生した場合の被害は非常に大きなものになるでしょう。また、今まで地磁気嵐の災害を経験したことがないため、このリスクに対してできる限りの準備をしておくべきだと思いました。テクノロジーは地質災害の解決策として考えられることが多いですが(富士通の講演などでその例が示されました)、このような暴風雨で私たちのテクノロジーが損傷を受けた場合、どのような影響があるのでしょうか?最後の講演では “Chinese room argument” を通してAIが本当に考えることができるのかどうかが議論されましたが、自分自身も単に英語と日本語の翻訳をするだけでなく本当に英語を理解できていのか考えさせられました。
各講演への学びだけでなく、それらを結びつけるいくつかの関連を見つけることができました。例えば、携帯電話のアプリは地質災害を理解するのに役立ち、かつ、避難の際にも漁業のような環境状況のモニタリングにも役立つというのは興味深かったです。また、「健全な海とは何か」「AIを開発すべきか」といった哲学的なテーマも出てきました。講演では、富士通がポジティブなことを中心に挙げていた一方、哲学的な面では倫理観についてなど重要な問題が提起されていました。現実世界のほとんどの状況では単純な答えは存在しないため、科学者は哲学を心に置いておく必要があると思います。富士通の講演で示されたように、AIを現実世界に適用する場合、AIシステムが間違いを犯した場合に備えて、哲学的な問題も事前に考えておく必要があります。また、AIの判断を受け入れるかどうかだけでなく、AIには心があるべきかというように、AIをどのように、どこまで発展させていくべきなのかを考えることも必要です。誰が責任を取るべきかを考えるためには、AIの判断のプロセスや理由を説明できる wide learning という技術を使う方法があることを学びました。
また、地質災害や環境問題にも応用できるような、ステークホルダーや地域社会との対話に重点を置いた講演もありました。このことは、月曜日に行われたオーストラリアの先住民族が土地を若返らせるためにcold burnを行っていることも関連しています。科学を取り入れながら人々の話を聞いたり話したりすることは、様々な地質学的または社会的な問題を考える上で一貫して非常に重要であることが理解できました。