STDプレス(解説あり)
【注意事項】これから実験を始める方の予習として、又は、既に実験を始めている方の復習としてご利用下さい。この動画や解説をみながら実験をするものではありません。実験は危険がいっぱいです。必ず実験に精通している方に教えてもらいながら安全に実験を行いましょう。
【必要物品】
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- プレス機
- プレス治具
- 位置出しピン
- カソード
- プレスピン
- スパチュラ
- アルミフォイル
- ユニパック
- 油性マーカー
1.プレス治具の準備をする
①サニメント手袋をつけ、作業スペースにアルミフォイルを敷く。
②右手奥にある引き出しからプレス治具、位置出しピン、カソードとプレスピンを用意する。
③位置出しピンの凸を上にして治具のホルダーに入れる。
④カソードを位置出しピンの上に重ねて入れる。
⑤治具の蓋をしっかり締めて準備完了。
2.グラファイト化したSTDをカソードに入れてプレスする。
コンタミネーション防止のため、STDの種類ごとにプレス治具、プレスピン、スパチュラ、サニメントを新しいものに変えましょう! |
①STD名と秤量日を確認する。
②C3なら4port分、ANU・NISTなら5port分のグラファイトをアルミフォイル上に出す。
③スパチュラのヘラを使い、ペレット状のグラファイトを押しつぶすようにして粉々にする。
④均一になるようによく混ぜる。
⑤ANU・NISTは6等分(C3は4等分)に分ける。
⑥1/6量を組み立てたプレス治具に入れる。
⑦プレスピンを使いグラファイトをカソードの中に全て入れる。
⑧プレスにセットして、600Nで5秒間プレスする。
⑨プレス治具の蓋を取り、カソードをユニパックに入れる。
⑩同じプレス治具に新しいカソードを入れて蓋をする。
⑪残りのカソード5個は⑥~⑩を繰り返す。
⑫ユニパックにSTD名、秤量日を記入する。
・ANU・NISTは、一度のプレスでカソード6個分出来上がり、1回の測定で使用するカソードの個数は3個なので、残りの3個は次の測定で使用します。そのためユニパックに入れるときに1回の測定に必要な分ずつ(3個ずつ)にまとめて入れることをお勧めします。
・C3 は1度のプレスでカソード4個分作り、1回の測定で使用する個数は4個となります。
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2020年8月3日