東京大学横山研究室

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C3・ANU・NIST秤量とシーリングラインでの真空引き(解説あり)

【注意事項】これから実験を始める方の予習として、又は、既に実験を始めている方の復習としてご利用下さい。この動画や解説をみながら実験をするものではありません。実験は危険がいっぱいです。必ず実験に精通している方に教えてもらいながら安全に実験を行いましょう。

【必要物品】

  • アルミフォイル
  • サニメント手袋
  • φ9×410㎜石英管(1100℃、1hr焼いたもの)
  • φ6×50㎜石英管(1100℃、1hr焼いたもの)
  • 漏斗
  • 石英管フォルダー(φ6×50㎜用)
  • マジック
  • 試験管立て
  • ピンセット
  • STD(画像ではANU)
  • 酸化銅
  • サルフィックス

1.秤量の準備をする。

①作業スペースにアルミフォイルを敷く。

②1100℃、1hr焼いたΦ9×410㎜石英管を試験管立てに用意し、埃が入るのを防ぐためアルミフォイルで蓋をする。

③1100℃、1hr焼いたΦ6×50㎜の石英管をアルミの上に必要本数出す。

④サルフィックスと酸化銅もアルミフォイルに必要な量を分取する。

⑤アルミフォイルの風袋を引く。酸化銅1g以内となるようにはかり取る。

⑥STDも同様にアルミフォイルの風袋を引き、適量をはかり取る。

2.Φ6×50㎜の石英管に詰める。

① Φ6×50㎜の石英管用のフォルダーに石英管をセットする。

② その上から専用の漏斗を置く。

③秤量した酸化銅を5㎜くらい入れる。

④サルフィックスを4~5粒入れる。

⑤はかり取ったSTDを入れる。

⑥残りの酸化銅を全て入れる

⑦Φ9×410㎜の石英管の上下10㎝を避けて内側にSTD名、日付、STD量を記入する。

⑧出来上がったΦ6×15㎜の石英管をΦ9×410㎜に慎重に入れる。

勢いよく入れると石英管の底が割れてしまうので注意する。

⑨アルミフォイルを被せて出来上がり。

3.シーリングラインでの真空引き

① バルブが閉まっている事を確認する。

② 使用済みの石英管を取り外す。

③ 秤量したSTDをシーリングラインに取り付ける。

底が割れていないことを改めて確認する。

④ 真空計の値を見ながらゆっくりとバルブを開いていく。

⑤ 石英管内が真空引きされるのを確認し、バルブをさらに開いていく。外側のOリングのシールが離れるところまでバルブを開いたら、一周分元に戻してOリングが密着していることを確認する。10-5となるまで真空引きをする。

               

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