東京大学横山研究室

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φ9×70㎜石英管(リサイクル)の洗浄(解説あり)

【注意事項】これから実験を始める方の予習として、又は、既に実験を始めている方の復習としてご利用下さい。この動画や解説をみながら実験をするものではありません。実験は危険がいっぱいです。必ず実験に精通している方に教えてもらいながら安全に実験を行いましょう。

【必要物品】

  • 使用済みΦ9×70mm石英管
  • エタノール
  • BEMCOT
  • ユニパック
  • トレー
  • 試験管ブラシ
  • キムタオル
  • 14C 6M HCl洗浄用
  • サニメント手袋

1. 使用済み石英管の洗浄

①BEMCOTにエタノールを含ませ、Φ9×70mmの石英管のマジックを拭き取る。

②試験管ブラシに中性洗剤を付け、石英管内を擦り洗いする。

③水道水でよくすすぐ。

④純水でよくすすぐ。

⑤洗った石英管をユニパックに入れ、純水を入れる。

⑥超音波洗浄10分。

⑪超音波洗浄が終わったら、純水を捨てる。

2. 6M HClに一晩漬ける。

ドラフト内で作業しましょう

①キムワイプの上に『14C 6M HCl洗浄用』を用意する。

サニメント手袋は二重に!!

②水気をよく切った石英管を6M HClにつける

③蓋をして一晩放置。

3. 6M HClから石英管を取り出し、よくすすいで乾燥させる。

サニメント手袋は二重に!!

①一晩置いた石英管を6M HClからユニパックへ取り出す。

水道水を流しながら作業を行う

②ユニパックに取り出した石英管を純水で2回すすぐ。

③石英管が浸るくらい純水を入れ、超音波洗浄10分。

④㏗試験紙で中性となっていることを確認する。

⑤アルミフォイルを敷いたバットに水気をよく切った石英管を並べ、アルミフォイルで蓋をする。

⑥乾燥棚に入れ、必要事項(氏名・物品名・日付)を記入する。

4. マッフル炉で1100℃、1hr焼く

①洗ったΦ9×70㎜石英管とるつぼを用意する。

②るつぼに石英管を入れて蓋をする。

③マッフル炉に入れる。

④Program3の1100℃、1hr焼く設定を確認し、スタートする。

⑤翌日、焼き上がりを待つ。

               

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Atmosphere and Ocean Research Institute,
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