東京大学横山研究室

東京大学横山研究室

植物片などのAAA処理(動画作成中、解説・PDFあり)

【注意事項】これから実験を始める方の予習として、又は、既に実験を始めている方の復習としてご利用下さい。この動画や解説をみながら実験をするものではありません。実験は危険がいっぱいです。必ず実験に精通している方に教えてもらいながら安全に実験を行いましょう。

【必要物品】

      • ねじ口試験管(STスピッチグラス)→Mill-Qで超音波洗浄1回行い、よく乾かしたものを使う
      • ピンセット
      • 1M HCl→有害金属測定用を使用
      • 0.5M NaOH→①使用前に調整すること②50%NaOH(20M NaOH)をMill-Qで希釈

1. サンプル分取

①堆積物の中から植物片を取り出す

②必要に応じてMill-Q洗浄

③ねじ口試験管に植物片を入れる

④ねじ口試験管の蓋と側面にサンプル名を記入

2. 酸処理

①1M HClをねじ口試験管の8分目まで入れる

③蓋を少し開け、70℃の乾燥棚で1時間反応させる

③1M HClを廃棄→大理石にて中和し、たっぷりの水とともに流しへ廃棄

④Mill-Qを入れる

⑤③④をもう一度行い、合計2回すすぐ

3. アルカリ処理

①0.5M NOHをねじ口試験管の口元まで入れる

 →空気が入る隙間を少なく!

②70℃の乾燥棚で様子をみながら、最大1hr反応させる

 →溶液の色に変化がない場合は1hr反応させる

 →アルカリを入れた直後に溶液が茶色くなった場合は1hr待たず、次の工程へ

③溶液を廃棄

 →「1.または3.酸処理」で出た廃液と混合し、大理石で中和し、たっぷりの水とともに流しへ廃棄

④Mill-Qを入れる

4. 酸処理

①1M HClをねじ口試験管の8分目まで入れる

③蓋を少し開け、70℃の乾燥棚で1時間反応させる

③1M HClを廃棄→大理石にて中和し、たっぷりの水とともに流しへ廃棄

④Mill-Qを入れる

⑤③④をもう一度行い、合計2回すすぐ

⑥蓋を開け、70℃の乾燥棚で一晩乾燥

 

*乾燥重量によりEA自動化ラインかメタルラインにてグラファイト化する

 

植物片などのAAA処理【PDF】

               

Yokoyama Lab,
Atmosphere and Ocean Research Institute,
The University of Tokyo

5-1-5,Kashiwanoha,Kashiwa-shi,Chiba 277-8564 Japan

               

Phone: +81-80-7130-1438

   
Copyright © 2024 Yusuke Yokoyama Lab. All Rights Reserved.
トップへ戻るボタン