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Exploring Earth’s processes with IODP science
南極を中心に地球の海を表した図を見て、南極やプレート境界の調査は多く行われていても、太平洋の方はあまり調査されていないのを疑問に思った。IODPの参加国が地域的に偏っている事や、調査のための限られた資源や予算をどこの研究に用いるか考えた時に後回しになってしまうという事だった。研究や調査に色々な制約があるという事がこの最初の講義では印象的だった。また講義の後、事前調査の情報を使ってどこをどれだけ深く掘るか決めるのだという説明をしてもらった。一つの穴をあけて深く掘るよりも二つの穴を浅く掘った方が安く済む、というような事を考える必要があると聞き、そこでもまた必ずしも自由に調査できる訳ではないのだと思った。
Toward net zero and beyond
アイディアやモデルを考えるのと、それを現実に応用する事は全く違うのだという話があった。ある一つのアイディアに頼ってそれを大規模に実現すれば良いと考えるのではなくて、様々なアイディアの全てに力を入れる事が大切だという話が印象的だった。
Net Zero
「(二酸化炭素など)温室効果ガスの排出を減らす」という観点での話を聞くことは多いが、既存の物を減らす、などの観点を意識したことはほぼなかったため有意義かつ印象的だった。
メインの内容とはずれるが、「dictateではなくteach・mentor(dictateするのはsustainableではない)」というような一節が印象に残っている。地球温暖化などについての話は押し付けがましく聞こえてしまうことも多く、実際私の周囲でも環境対策などに対し白い目を向けている人が見受けられることがあるため、非常に説得力がある言葉だった。
Magnetic bacteria and a new type of global fossil record
体内に磁鉄鉱を包含するバクテリアがいるのは衝撃的だった。
磁石を与えると、そこに吸い寄せられてしまう動画は少し滑稽ではあったが、本当に体内に磁鉄鉱が存在しているのだと理解できるものであった。
体内で磁鉄鉱を生成するといったように、生態の特性が興味深いだけでなく、古環境推定の手掛かりになるとは、科学的に非常に重要な生物なのだと感じた。