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IODP:サンゴ礁・海底堆積物の掘削

IODP(総合国際深海掘削計画)は、日米欧が主導する国際的な海洋科学掘削計画です。私たちは、タヒチやグレートバリアリーフといったサンゴ礁掘削や、南極海の海底堆積物掘削のプロジェクトなどに参加しており、過去の海水準変動や海洋環境変動の復元を試みています。


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IODP Exp.310: Tahiti Sea Level

IODP Expedition 310 Tahiti Sea Levelでは、深海掘削計画史上初のサンゴ礁掘削を目的として、南太平洋タヒチ島沖(南緯17°西経149°)のサンゴ礁を掘削しました。

この掘削は、地殻変動の影響を受けない海洋島の周囲に発達するサンゴ礁を対象にしているため、従来に比べ高い精度で海水準変動が復元でき、融氷パルスの時期・規模が明確になり、氷床の消長の歴史が明らかになると期待されています。また、最終氷期最盛期(LGM)以降のサンゴや堆積物がほぼ連続的に得られるので、過去2万年間の南太平洋の海洋環境変動を復元し、エルニーニョ等の短期の気候変動の規模等を明らかにできる可能性があります。

掘削航海は2005/10/6~11/17に、欧州の特定任務掘削船(MSP)によって行われ、37孔のべ630mのコア掘削試料が得られました。2006/2/13~3/4には横山祐典講師(当時)が、ドイツ・ブレーメンでのOnshore Scinece Party(陸上研究)に参加しました。私たちは現在、得られたコア試料の放射性炭素や酸素同位体比、微量元素組成、ホウ素同位体比などを分析し、過去2万年間の海水準変動や海洋環境変動を復元しています。

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IODP Exp.318: Wilkes Land Paleoceanography

IODP Expedition 318 Wilkes Land Paleoceanographyでは、新生代における東南極氷床の変動史解明を目的に、東南極海の海底堆積物を掘削しました。掘削航海は2010年1月4日~3月9日に行われ、掘削船はアメリカのJOIDES Resolution号です。

山根雅子(当時D2)が、乗船研究者(Sedimentlogist)として参加しました。

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IODP Exp.325: Great Barrier Reef Environmental Changes

IODP Expedition 325: Great Barrier Reef Environmental Changesでは、最終退氷期(約2~1万年前)における海水準変動や海洋環境変動を復元することを目的に、オーストラリアのグレートバリアリーフのサンゴ礁を掘削しました。掘削航海は2010年2月11日~4月6日に、欧州の特定任務掘削船(MSP)を使って行われました。Onshore party(陸上研究)は、2010年7月にドイツ・ブレーメンで4週間行われました。

横山祐典准教授が、シドニー大学のJody Webster博士とともに、この航海の首席研究者を務めました。

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IODP Exp.329: South Pacific Gyre Microbiology

IODP Expedition 329: South Pacific Gyre Microbiologyでは、南太平洋還流中央部の堆積物を掘削し、海洋表層一次生産が極度に少ない海域における海底下生命圏の実態および、海底下生命圏と岩石の関係を探ります。掘削航海は2010年10月9日~12月13日に、アメリカのJOIDES Resolution号を使って行われました。

山口保彦(D1)が、乗船研究者(Organic Geochemist)として参加しました。

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